Italian O

Odissea
Odissea 1973 地味だが、やさしげな、少ししゃがれた声の歌、アコギ、オルガンやストリングス・アンサンブル系の音が入り、すこしシンフォの入ったカンタウトーレのアルバムの様。


Officina Meccanica
La Follia Del Mimo Di Fuoco 2007 1973年に発表されたシングルBambini innocentiを含め、もう一枚のシングルとともに、発掘音源をアルバムとして発表されたもの。当時の典型的なイタリアンロックではあるが、sax,Trumpetといった管楽器と、シンプルなギターの音などが特徴。発掘音源にしては音質良好だが、一部テープが伸びてしまったような音の部分あり。音質の問題などから、もっと先に聞くべきitalianなアルバムが多数あるということになってしまう。このCDの冒頭に収録されているシングル曲Bambini Innocenti (c/w strumentale)だけは別格。:フルート、サックスが舞い、全く先が読めないほどめまぐるしく展開し、OsannaとNew Trollsの中間を行くような、妖しく美しい驚異的作品。このバンドはLPを出しておらず、本当に残念。


Opus Avantra
Introspezione 1974 cf -> Trident
Lord Cromwell Plays Suite For Seven Vices 1975 2nd。英語で歌われている。ドネラ・デル・モナコ参加。前作の延長上にあるが、もう少し、前衛的なところとポップな曲とが併存している感じ。ポップな部分はとても聴きやすい。
Strata 1989 3rd。OP活動再開。ドネラ・デル・モナコ参加。あいかわらず、アバンギャルド・現代音楽と、モナコの美しいソプラノが交互に登場して、すばらしい。
Lyrics 1995 4th。ほとんど現代音楽。


(Le) Orme
Ad Gloriam 1969 1st。ジャケットのように少しサイケがかったポップ。といっても、効果音や台詞が入っていて、まさに”プログレ前夜”といった雰囲気を醸しだしている。。この時点では、ギターを含む5人組(Aldoはvoとa-g、flを担当)で、こうした音楽であるだけに、演奏も安定していて、後のバタバタが嘘のよう(要するに無理な演奏はしていないし5人組の余裕がある)。
L'aurora Delle Orme 1970
Collage 1971 3作目。3人組になっての再出発作。The Niceなどの影響は見られ、オルガン・ロック。バリバリ、オルガンを演奏しまくる。
Uomo Di Pezza 1972 アコギを伴奏に素朴な感じのボーカル、ビービービーとシンセサイザーとオルガン、バタバタドラム。拙いが、それが魅力のバンド。おそらく、これが70年代のLe Ormeのプログレ路線作品群の中では最高作。旧B面1曲目Breve Immagineは、短いながらも、穏やかなボーカルと、突然始まるドラマチックなメロトロンの対比が出色のできばえのシンフォニック名曲。
Felona e Sorona 1973 5th。ピーター・ハミルによる英詞をつけられてカリスマレーベルからもデビューしたが。。。インターナショナルにはトホホながらも、トータルアルバムとして前作と甲乙つけがたい名作といわれている。名曲Breve Immagineがある分、前作の方が気に入っている。
contrappunti 1974 6作目。PianoにGian Piero Reverberiが参加し、ダブルキーボード??演奏もプロらしくなってきて、聴いていて安心のアルバム。
Le Orme In Concerto 1974 7作目で、ついにライブアルバム登場。でも、音質悪いし、かなりバタバタ。
Smogmagica 1975 8作目。ギタリストが参加し、アメリカナイズされたアルバム。Amico Di Ieriが名曲。他にも、1、2曲、イタリアン・ロックと認識できる好い曲が入っている。今聴くと、当時、批判されたほど、悪くない。
Verita Nascoste 1977 9作目。前作の延長だが、アメリカナイズされた部分の延長。以上。
Storia O Leggenda 1977 10作目にもギターは入っているが、全体のイメージはUomoから、Contrappuntiまでの頃に戻ったよう。歌心にあふれたイタリアン・ロック。好盤。
Florian 1979 11作目は、従来のキーボードトリオではなく、弦楽器(チェロ、vln)、ヴィブラフォンなどを導入した室内楽系。
Piccola Rapsodia Dell'ape 1980 12作目・前作の素朴かつアコースティックな面を残しつつもポップな路線に向かい始める。
Venerdi 1982 久々の3人組になっての13作目。80年代のBancoもそうだが、エレクトロニクスを大々的に導入して、ポップな音作りをしようとして、少し不器用さを出してしまったといったところが見える。今聴くと、Notteなど、一部の曲は昔の雰囲気もあるし、悪くはない。
Live Orme 1986 日本だけで発売されていたのライブ(75年ころから77年ころまでのもの)。Collage、Uomo di pezza、Felona e Soronaなど多くのアルバムの曲を演奏。Felonaは30分近くの力演。
Orme 1990 日本だけで発表されたライブを挟んでの復活作の15作目。vlnなどのゲストを迎えて作ったエレクトロニクス・ポップのアルバム。で、またしばらく沈黙。
Il fume 1996 16作目。再復活作第一弾。KeyのToniが去って、新たにダブル・キーボードの4人組に。この結果、とってもシンフォニックなアルバムになった。
Amico di ieri 1997 昔の曲を新メンバーで演奏しなおしの17作目。再結成後の体制はキーボードも2枚と厚く、演奏テクも高く安定。1990年代以降のOrmeはシンフォニックという意味で本当に素晴らしい。。Collageから3曲、Uomo di pezzaから3曲、Contrappuntiから1曲、タイトル曲を含めSmogmagicaから2曲、Verita nascosteから1曲、シングル1曲の計11曲。
elementi 2001 18作目。天地火水の4元素を表現しているアルバム(数曲ずつ4元素にグルーピングされている)。70年代に活躍していたプログレ・グループが、ラップだったり、AORだったりと様々な音楽を模索しているのに対して、一貫してシンフォ路線を貫いている立派なグループ。keyが2枚(ピアノ系、オルガン系)で演奏しているので、無理なくシンフォ路線になれる。傑作。A.Tagliapietra, G.dei Rossi, M.Bon, A. Bassato
L'infinito 2004 19作目。何でこんなに良いの的傑作アルバム。テクニカルで非常のシンフォニックな演奏。そして、例によってTagliapietraさんの素朴な歌の絶妙なマッチ
Live In Rome
Official bootleg
2010 2010年5月のライブ。Tagliapietraが独立してしまった今日、演奏のうまいオルメの貴重なライブとなってしまった。
La Via Della Seta 2011
Felona e/and Sorona 2016 2016 かつてのイタリア語/英語版の再演。現在のメンバーはMichi Dei Rossi (ds)、Fabio Trentini (vo,b,g)、Michele Bon (key)。フェローナが、ダイナミックな演奏になって驚き。A.Tagliapietra不在だが、意外に違和感なくフェローナを聴けた。


Osanna
L'uomo 1971 cf -> Fonit Cetra
Milano Calibro 9 1972 cf -> Fonit Cetra
Palepoli 1972 cf -> Fonit Cetra
Landscape of Life 1974 cf -> Fonit Cetra
Suddance 1978 D.Rustici,E.Petone,F.Lancelloti,L.Vairetti,M.Guarinoにより再結成。当時流行のクロスオーバー系サウンド。従って、以前の民族系陰音楽ではない。華やか。ジャズアルバムとしてイタリアで賞をとったものだったと思う。
Taka Boom 2001 Danilo Rustici(g,key)、Lino Vairetti(vo,G)、そして、suddance時のEnzo Petone(b)によって再々結成。2曲新曲。あとはL'Uomo,Milano,Palepoliなどのアルバムに収録されていた曲の21世紀版焼き直し。L'Uomoのラップバージョンには驚かされた。
Live Uomini e miti Osanna 2003 デビューからTaka Boomまでのすべてのアルバムの曲を演じている。Taka Boomのメンバー。付属のDVDには、New Trolls、Bancoなどの演奏も含まれている。
prog family 2009 Osanna & David Jackson名義。過去のスタジオ・アルバムから満遍なく選曲。38年間の歴史が走馬燈のように映し出されるのが感動的。でも、昔のアルバムを昔から聴いていないと、で、これ何なのとい感じになってしまうかもしれない。ミラノ・カリブロのテーマで始まったが、思ったとおり同アルバム・ラストのメロディアスな曲There will be time (Canzona)で幕を閉じる。CDにはVairettiさんのサインが入っていた。
Rossorock 2012 初めてミラノカリブロを聴いてから30年以上経て、2011年、日本でオーケストラと競演のミラノカリブロのフルライブ。自由時間が無く、泣く泣くライブはパスしてしまい、悔し涙状態だった。しかし、遂にライブをCDで聴けて感涙。できればDVDも出して欲しかったのですが、これは欲を出し過ぎということか。冒頭から陰のある演奏で、スタジオ盤をそのまま再現してくれて、とてもワクワク。中盤から、少し、明るいサウンドになり、スタジオ盤とは少しアレンジ違いになっていくが、きっちりとThere will be timeで大団円。おまけにLandscapeから1曲と、アルバムタイトル曲を含む未発表曲?2曲を披露してくれ、40数分ながらとても充実した時間を過ごせる。
Palepolitana 2015 2015.7.4、新作を引っ提げてクラブチッタで講演。やはり、Palepoliの展開は素晴らしかった。これは続編ということらしいが、これも演奏された。L.Vairettiの歌が中心になるので続編というには無理がある。良くも悪くも、L.Vairetti率いる21世紀のOSANNAの音となっている。いずれにせよ、本当に久しぶりの全くの新作(焼き直し曲なし。2枚目のCDで現在のメンバーでパレポリ演奏)なので歓迎。
Pape Satan Aleppe 2016 Donella Del Monacoらゲスト出演のライブ。


Anna Oxa
Oxanna 1978
Per Sognare, Per Cantare, Per Ballare 1983
E' Tutto Un Attimo 1986
Pensami Per Te 1988 Matia BazarのPierro Cassanoがプロデュース等しており、確かに、Matia Bazar風の演奏をバックにした歌となっている。
Tutti I Brividi Del Mondo 1989 New Trollsのドラマーのジャンニ・ベッレーノが作曲面で全面的にバックアップしたアルバム。ビットリオもバックボーカルで参加している。
Live Con I New Trolls 1990 前作で縁のできたNew Trollsとのコンサートで共演、Concerto Grossが演奏されている。
Di Questa Vita 1992 センス良く円熟した歌を聴かせてくれる好盤。
Cantautori 1993 いきなりBattistiのUna Donna Per Amico冒頭曲のカバーから始まり、Lucio Dalla、Claudio Baglioniなどの曲を歌い、Fabrizio De Andreの曲で幕を閉じるアルバム。
Do Di Petto 1993 全曲新規録音によるベスト盤。
Cantautori 1994 Lucio Dalla、Ivano Fossatiなどの曲を取り上げているカバー集第二弾。
Senza Pieta' 1999
L'Eterno Movimento 2001
Proxima 2010


Oxhuitza
Oxhuitza 2013 Fabio Zuffantiプロデュース。デビュー作。ムーグ、メロトロン、ハモンドを多用してビンテージ感ありながら、今様のハードなシンフォでもある。Luca Bassignani (g)、Rossano Filla (key)、Carlo Barreca (b)、Ghristian Giannarelli (ds)、Gabriele Guidi (key)





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